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世界最古の国家日本、それはそれは色々あったはず

眞子様、小室圭さんはご結婚されるのか?秋篠宮殿下はどうされるのか?と、今、日本国民が注目している皇室ですが、日本は世界最古の国家という視点から、考えてみたいと思います。

 

日本は世界最古の国家

明治天皇の玄孫で作家としてもご活躍の竹田恒泰さんのご著書「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」※1では、このように書かれています。

正式な歴史書である正史『日本書紀』によれば、初代神武天皇橿原宮奈良県橿原市)での即位が我が国の建国で、これは紀元前660年、すなわち今から約2700年前に相当する。もっとも、これには考古学界からは根強い批判がある。『日本書紀』には神話的要素が強く、特に建国に関する記述には信憑性が乏しく、認められないという。

しかし、3世紀前期に奈良県三輪山の麓にある纒向遺跡前方後円墳が造られたことがヤマト王権の成立を示していて、そのヤマト王権がやがて日本列島の大部分を統治する大和朝廷となり、以来、現在に至るまで王朝の交代がないことは、考古学界でも共通した認識になっている。

このことから、日本の建国は、考古学の立場から考察し、最も短く見積もっても1800年前となり、いずれにしても我が国は現存する最古の国家であることに違いはない。

 

日本は、この日本列島で、天皇という存在を戴いた統治制度があり、この統治制度を続けてきた国民がいて、それは少なくとも1800年という世界一長い歴史を持つということです。

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長い歴史を続けるということは凄いこと

まず、1800年続けるということが簡単なことではないと思うのです。私も含めて、人間ならば、三日坊主もたくさんあるし、一つのことを一生続けることも、なかなか出来ることではないですよね。

また、1800年の歴史があれば、歴代天皇におかれましても、リーダーシップを発揮する方、貴族や武士に政治を任せる方、静かに安寧を祈る方、跡継ぎにこだわる方、色々な方がいらっしゃったでしょう。天皇が2人いる時代もありました。天皇を取り巻く人々の中にも、天皇を守ろうとする人、皇室が途絶えそうになって過去をさかのぼって世継ぎを探した人、天皇になろうとする人、天皇を滅ぼそうとする人もいたでしょう。

 

長い日本の歴史の中で、色々な人が色々なことを思い、日本という国を続けてきたことは、学校の社会科で学んできました。そんな出来事も内包しつつ、今日まで続けてきたということは、日本人はどれだけ寛容な人々であり、辛抱強く、考え、行動し、議論を重ね、時には武力で争い、考えの違いを乗り越え、続けてきた人々の集まりなのか、と感じますし、それは現在の日本人も同じ、寛容で辛抱強く、考え行動し、議論を重ね、時には武力で争い、考えの違いを乗り越え、続けられると思います。

 

だから私は、日本人でありたい、日本を続けたいと思うのでしょう。

 

注)「国家」という言葉の定義※2

国家

1.くに。

2.一定の領土とそこに居住する人々からなり、統治組織をもつ政治的共同体。または、その組織・制度。主権・領土・人民がその3要素とされる。

 

参考文献

※1竹田恒泰 第I部日本はいつできたのか 第一章日本の科書は世界の非常識 日本人はなぜ日本のことを知らないのか,株式会社PHP研究所PHP新書,2011,p12

 

※2国家(こっか)の意味,デジタル大辞泉小学館)-goo国語辞典(参照2021/5/21)

https://dictionary.goo.ne.jp/word/国家/